元同僚A君の学びのスタンスに学ぶ

こんにちわ。リーマン・ゾンビの OKOME です。

僕は現在、某広告代理店に勤めています。

実はこの会社は社会人2社目です。

1社目は新卒で某IT企業に就職しました。

そこで今回はその1社目の新入社員研修で、とても印象的だったA君の話しをしたいと思います。

何が印象的だったかというと、それは彼の学びのスタンスです。

僕にとって、彼の学びのスタンスはとても衝撃的で、

今もその重要性を意識し僕自身行動することが多いです。

 

失敗の情報を集める

彼の学びのスタンスは、まず『失敗の情報を集める』ということでした。

ある日、基礎研修課題として、簡単なプログラミングの授業がありました。

ちなみに僕は営業職希望でしたので、技術関係の研修はそもそも右から左に流しながら、

終わった後、どこで飲むかということばかり考えていました・・・

あの当時の講師の方々に深く謝罪です。

で、その授業は、まわりの同期と自由に情報共有しながら進めてOKでした。

当然のことながら、誰もが皆、どうすれば「プログラミングが完成するのか?」ということに対して情報交換をします。

ここにこのコードを入れればOK。

その次はここにこういうコードを記載すればOK・・・などなど。

でも、A君だけが違いました。

彼は、どういうエラーが発生しているか?

要するに、どうすれば「プログラミングが失敗するのか?」という失敗の情報を皆から集めていました。

最初すごく不思議に感じましたが、よくよく考えると実はA君は、

とても効果的に皆と同じ時間を使いながら、皆より多くのことを学んでいたことに気づいたのです。

 

失敗の原因から学ぶ

プログラミング課題では、このコードを組み立てれば、このシステムが構築できます。

という、X + Y = Z という方程式を学ぶわけです。

でも、A君だけは違います。この方程式が失敗する、要するに、Zにならない方程式をたくさん学ぶわけです。

 

人それぞれ、様々な間違いをします。

そのそれぞれの間違いを集約し、その原因を分析・理解することで、

ある意味、自分の『失敗の経験として学ぶ』のです。

自分の経験値に取り込んでしまうわけです。

そうすることで、次回からそれらの失敗のポイントを回避することができるのです。

例えば、X + Y が正解だとしても、プログラミングの性質上、

ついつい無意識に X – Y と間違ってプログラミングし、失敗するという場合、

その失敗をした人は、一度失敗を経験をしたことで失敗の原因を把握しているので、次からは X – Y の間違いをする確率は減ると思います。

それとは別に、パソコンのとある設定環境の影響で、X + P となる失敗が起こった人もいたとします。

前者のX – Yの失敗をした人は、次回、意気揚々と正解である X + Yを実践しようとしたにも関わらず、X + P の失敗をする可能性もあります。

でも、A君は、これらの失敗を人から学んでいるので、どちらも回避できると思います。

A君は、他人が経験した様々な失敗を集約し、そこから失敗のポイント・原因を把握し、

正解への道筋と合わせて、失敗からも多くを学んでいたわけです。

 

まとめ

新人社員研修時のA君の行動は衝撃的でした。

同期の皆が、どうやったら正解を得ることができるかの情報交換をする中で、

A君は1人だけ、「どこで間違ったのか?」の情報をひたすら周りの同期から集めていました。

でも、そのスタンスこそ、実は貴重な学びのスタンスだと考えます。

A君の行動は、

  • 失敗の情報を集める
  • 失敗の原因から学ぶ

ということでした。

そのそれぞれの人の間違いの原因を集約し、

ある意味、自分の失敗の経験として学び、

自分の経験値に取り込み、次回の自分自身の行動を強化するのです。

皆と同じ時間を使いながらも効率的に皆より多くのことを学んでいたと思います。

もちろん、成功体験から学ぶことも多いですが、

やはり失敗にこそ貴重な学びが隠れていると思います。

ですので、どうやったら正解するか? の1つの解答のみではなく、

どうして失敗したのか? の多くの情報と原因を把握する彼こそ、

とても貴重で、より質の高い学習を実践していたわけです。

日頃の生活や仕事の中では、ついつい正解・成功情報に目が行きがちですが、

ちょっと視点を変えて失敗の原因、失敗の法則を意識してみることも大切だと思います。

ということで、本日はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました!

それでは、今日も元気にLet’s Zombie!!

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