デザイン制作を円滑に進める為の『4つ』のポイント

こんにちわ。リーマン・ゾンビの OKOME です。

ビジネスの場において、特に個々人で何かを始める際、デザインは切っても切り離せない関係です。

会社のHP、名刺から広告にいたるまで、

あらゆる場面でデザイン制作が必要になります。

自分自身でデザインできる人は最強ですが、

ほとんどの人は誰かにデザインを任せることになると思います。

その際、ちゃんとディレクションできてますでしょうか・・・?

「デザインお願いね」だけで丸投げしても良いものはできません。

かといって、ああだこうだ細かく口を出しても良いものはできません。

そこで、より円滑に、より効果的にデザイン制作を進めるポイントを

広告代理店に勤め、デザイン業務に接する機会の多い、

私、広告代理店ゾンビがまとめてみようと思います。

 

目的を整理する

当然のことですが、どういう目的でデザイン制作をするか、

まずは自分の中で納得いくまで整理することです。

例えば、新商品のチラシ広告をデザインするとした場合、

  • 商品のどういったポイントを
  • どういった人たちに
  • どいういった切り口で

伝えるかをしっかり整理することです。

これがブレるとすべてが崩れます。

まずは、ここをしっかり固めることです。

でも、考えれば考えるほど、あれもこれも付け加えたくなるものです。

例えば、新商品が「ハロウィン用のケーキ」だとしましょう。

そのケーキは、国内産のオーガニック食材のみで作られ、

程よい甘みが特徴、かつパンプキンをふんだんに使用し、

色味はオレンジを基調とし、

チョコレートで型どったお化けたちが飾られた、

とっても可愛いケーキです。

で、このケーキのどのポイントを伝えるか?です。

程よい甘み?色味?食材?可愛さ?

すべて伝えるのは多すぎです。

伝えたいことは、1〜2個に絞るべきです。

たくさん詰め込むと、記憶に残りません。

できる限り伝えたいことはシンプルにがポイントです。

競合の商品はケーキの可愛さやデザイン性を訴求していたとして、

それに対抗するために、今回は違う土俵で、

あえて「オーガニック食材のみ」で作られたハロウィンケーキというポイントを伝えることにします。

小学生低学年くらいの子供がおり、

できる限り体に良いものを食べさせたいと意識している、

「30代半ばのママ世代」に伝えるのが効果的だと考えます。

切り口は、オーガニック食材を根拠に「身体へのやさしさ」を強調します。

まとめると、

  • ケーキの「オーガニック食材のみ使用」というポイントを
  • 30代半ばのママ世代に
  • 身体にやさしいケーキという切り口で

訴求します。

伝えたいポイントと伝えたい人は、

しばしば、逆になることもあります。

こういう商品のポイントだから、こういう人に届けたい。もあれば、

こういう人に伝えたいから、商品のこいうポイントを強調する。

という考え方もあります。

 

誰に頼むのか?

デザインを進めるにあたって、誰に頼むかという「初手」はとても大切です。

というか、この人選で7割は決定すると思います。

例えば、男性用の商品をクールにカッコ良く打ち出したいのに、

キュートなデザインが非常に得意な人に頼むのはナンセンスです。

目的を整理したことで見えてきた理想の方向性をもとに、

それに一番近しいデザインができそうな人に頼むのが吉です。

今回のケーキでしたら、キュートなデザインを得意とする人より、

オーガニック感を強調するために、

ナチュラルなテイストが得意な人にお願いするほうが良いと思います。

目的に合わせて、クリエイターを人選してください。

でも、さすがにたくさんのクリエイターと繋がりがない。

お願いできるのは常に1人のクリエイターです。といった場合もあると思います。

そいういった時は、より入念に「整理した目的」をその人に伝え、

その上で参考になりそうな「資料や情報」を集め、

少しでもイメージに近づきやすくするように共有してください。

 

資料・情報収集

お願いするクリエイターがバッチリきまったとしても

それだけで満足してはいけません。

より良いものを作るために、ありとあらゆる参考資料・情報を集めて、

そのクリエイターに共有してください。

こうして欲しい。と伝えても意外と自分の考えるイメージと

相手の考えるイメージには差異があるものです。

ですので、よりお互いのイメージを近づけながら、

共通のゴールに向かうために、下準備としてしっかりと、

商品情報はもちろん、参考にしたいチラシデザインや、

競合の商品情報などなど、役に立ちそうな情報は共有しましょう。

 

意図を伝える

これが、とても大切です!

目的も整理でき、人選もバッチリでスタートした制作だとしても、

出来上がったデザインに一発で満足するのはなかなか難しいと思います。

もう少し、色を明るくしたいや、文字はもっと大きくして欲しい。など、

修正依頼をすることがあると思います。

でも、大切なのは伝え方です。

例えば、デザインの文字の色味を修正したいと思い、

「この文字の色を緑から赤に変えてください。」と伝えるのはオススメしません。

大切なのは、

なぜ修正したいのかという修正の「意図」を伝えることです。

文字の色を緑色から赤色に変更したい意図は、

文字があまり目立たないのでもっと目立たせたい。という意図だったとします。

であれば、修正の伝え方は、

「文字の視認性をあげたいんだけどどうしましょう?例えば文字の色赤に変更?」でOKです。

意図を伝えることができれば、あとはそれに対して、

ベストな解決方法を考えるのはそのクリエイターの領域・得意分野です。

結果、クリエイターが考えてくれた修正案は、

背景が濃いグレーなので、白色の文字が一番目立つと判断したとします。

実際その方が赤より視認性が上がっていると思います。

このように、「意図」を伝え対応を進めることが大切です。

はたまた、色の問題ではなく、文字のサイズを大きく変更した修正案が、

ベストな解決法になるかもしれません。

いずれにしても、彼らクリエイターはプロです。

もちろん、赤色が良いかも・・というように、

自分自信の意見を持っておくことは大事です。

それは押し付けない程度に持っておけば良いと思います。

自分の意見も含め、まずは、「意図」を伝え彼らプロの視点を参考にし進めることで、より良いモノが生まれると思います。

逆に意図も伝えず細かく指示を出すのはダメです。

その指示がベストオブベストならいいですが、

そんなことはないでしょうし・・・

また、デザインは人によって捉え方が違います。

一つのデザインに対して、可愛いと思う人もいれば、気持ち悪いと思う人もいます。

ついつい印象・感情で判断し修正を伝えがちですが、

それではお互いの方向性が定まりません。

緑色が嫌いだから、赤色に変えて。は、もはやただの感情論です。

そうではなく、しっかりと意図を伝えることです。

 

まとめ

ビジネスの場においてデザインはありとあらゆる場面で必要となります。

自分自身でデザインできる人はそれで良いのですが、

ほとんどの人は誰かにデザインをお願いすることになると思います。

誰かにお願いする際、より円滑に、より効果的にデザイン制作を進める為にも、

以下ポイントを意識することをオススメします。

  • デザインするにあたっての目的を整理する
  • 目的・デザインにより近いクリエイターを人選する
  • 下準備となる情報・資料をクリエイターと共有する
  • 制作・修正をお願いする際は、意図を伝える

これらを意識し実践することで、スムーズに進行ができ、

かつ、より良いモノができあがると思います。

デザインはその会社や商品の印象を大きく左右するパワーを持っています。

だからこそ、しっかり向き合って、楽しみながら進めましょう!

ということで、本日はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました!

それでは、今日も元気にLet’s Zombie!!

 

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